口腔ケアとウィルスのまじめなお話
2021.02.07/院長日記
こんばんわ。院長です。
最近はネットフリックスの梨泰院クラスを毎日見ています。
信念・・・・信念をもった漢でいたいです!!!!
すいません。
さて、今日はまじめなお話で、過去にインフルエンザウィルスで話題になりましたが
口腔ケアがなぜ重要かとゆうお話で
お口の中には菌が沢山いるんですが
その口腔内細菌の出すプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)が
ウィルスが細胞膜をこじ開けるのを助ける事がわかっています。
そのことにより、インフルエンザウイルスが私たちに感染する事ができます。
普段から正しいセルフケアとプロフェッショナルケアが行われていると
口腔内の細菌数はしていない方と比較すると全く異なります。
口腔内の細菌が減ると、口腔内細菌が放出するプロテアーゼが減少し、
インフルエンザウィルスの感染予防になるとされています。
新型コロナウィルスは細胞への“入り口”として使用されるACE2受容体
にくっついて細胞内に侵入感染すると論文発表されました。
ACE2受容体は舌粘膜や歯肉にも多数発現しているために、
結果初期症状として味覚障害などを生じている可能性があります。
最近では正しい器具・方法で行う舌磨きも注目されていますね。
また新型コロナの重症化の原因として、細菌の重感染も指摘されています。
つまり新型コロナで隔離入院期間が長引くほど、口腔内の衛生状態が悪化し、
口腔細菌の誤嚥による下気道の炎症が起こりやすくなると報告されています。
口腔衛生状態と口腔機能を管理することにより、新型コロナ重症化の予防のみならず、
肺炎やインフルエンザの発症、COPDや糖尿病の進行を予防できることは非常に重要な事だと考えます。
今はまだまだ分からない事も多く、情報に踊らされる事もありますが
基本は変わらないと思っています。
今後も十分な睡眠とうがい・手洗い、正しいセルフケアとプロフェッショナルケアを続けて
健口と共に健康を保ちましょう!